カリステモンの育て方
個性的な花が魅力・病害虫に強く育てやすい
カリステモン (ブラシノキ)は、開花した花の形状が本物のブラシのようにユニークで個性的。
四季咲きの品種も多く、初夏の最盛期後も2〜3回繰り返し咲くのも魅力的。
成長速度は緩やかで病害虫の被害をほとんど受けず、耐寒性もあり、初心者でもチャレンジしやすい品種です。
カリステモン (ブラシノキ)も常緑樹なので冬も緑を楽しめます。
植物名 | カリステモン (ブラシノキ) |
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学名 | Callistemon speciosus |
科名・属名 | フトモモ科 ブラシノキ属 |
原産地 | オーストラリア |
開花時期 | 5~6月(品種によって二期咲き・四季咲きもあり) |
花色 | 赤、ピンク、白、紫など |
樹高 | 50cm~3m |
置き場所・日当たり
暑さに強く乾燥にも耐えるので、水はけと風通しの良い場所を選びましょう。
苗木や植えつけてまもない若い株(2年以内)は、特に冬の乾いた冷たい風に注意します。
水やり
水はけのよい状態を心掛けましょう。
地植えで育てる場合、植えつけて2年以上が経った成木への水やりは基本不要ですが雨がふらない日が続いた場合は水やりを行います。
乾燥を好みますが、水切れを起こさないよう土をしっかりチェックし、夏は、土の表面が乾いたらたっぷりと(鉢から十分に水が流れ出るくらい)水を与えてください。冬は、土の表面が乾いてから2~3日後にたっぷりと水を与えて下さい。
病害虫
カリステモン は病害虫に強い品種です。
植えつけ・植え替え・用土
植付け・植替えは4月〜9月が適期です。
根がデリケートなので根を傷めないように気をつけてください。
鉢で育てている場合は、2〜3年に1回のペースで一回り大きな鉢に植え替えを。
用土は通気性・排水性・保水性を考慮します。ph値は弱酸性が好ましいでしょう。
GREEN LOOPの苗は、すでに大きめのフェルト鉢にオージープランツ用の土を使用して植えてあります。
フェルト鉢のままご都合のよい季節にお庭に植えていただけます。
肥料
カリステモン は肥料がなくても育ちますがあげる場合は、地植えは2月ごろに寒肥(元肥)として緩効性肥料を株元の周辺に。
鉢植えは、3月に同じく緩効性肥料を追肥します。多肥を嫌いますのであげすぎに注意してください。
水やり以外に必要な作業
支柱:苗が伸びてきたら、支柱を長いものに取り替えてください。
剪定:カリステモン は春から夏にかけて新しい枝を伸ばし、その先端に8月~9月頃花芽を作ります。
そして翌年の5月頃に花芽が開花します。花が咲き終わり花芽をつけるまでの期間(6月〜7月)に切り戻し剪定をすることで樹形を整え、来年以降に咲く花の量を増やすことができます。
3月は、新しい枝が芽吹き始める春に向けて不要な枝を取り除いたり樹形を整えたり等の準備をします。
その際、花芽を減らしすぎないよう気をつけましょう。